Project

#1 三好橋(みよしばし)

三好橋は,昭和2年に我が国初の国道に架かる本格的な吊橋として完成し、昭和51年に下流に開通した池田大橋に役割を譲るまでは、四国四県を結ぶ交通の要衝として機能してきました。
形式は、張出し径間を持つ単径間補剛吊橋でした。

昭和62年に、この橋のケーブルのアンカー部に腐食と思われる破断が発見され補修のための比較検討が行なわれました。
補修方法としては、ケーブルを取り替えて吊橋として残す案が違和感もなく、補剛トラスも従来通りの荷重を分担すれば良いので設計上容易でありますが、既設のアンカーレッジがケーブルを直接埋め込んでいるため再利用できないこと、地形的な制約から新設する場所もないため、事実上不可能と考えられました。

比較検討の結果、補剛トラスを生かし、アーチで支える案が採用さました。 現橋の下にアーチリブを設けるため、架設が難しいものになりますが、上部工全体を新設することと比較すると、かなり経済的でもあり、建設当時の構造物を残して新しい形式で甦りました。

竣工年月:昭和2
所在地:徳島県三好郡池田町
河川名:吉野川
橋長・幅員:243.5m×6.1m
径間数・支間長:31.49m+139.9m+31.49m
形式:単径間補剛吊橋

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